空と海と山と川と。のびやかに淡々と美しいものが溢れる世界。その片隅の、つぶやき。
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あらま。

いつの間にか八月じゃ。
コメント書いてくれとるお方もおらるんのに、ごめんなさい。

昔、うちが子供の頃に住んでおったところは、畑と田んぼが多くてな。
ご近所のおばちゃんが、「もいでいきんさい」と、声をかけてくれることがよくあった。

夏休みの朝、竹篭をもっておばちゃんの畑に行く。
トマトに茄子に胡瓜に南瓜^^
商売ものにする野菜は、もう収穫しておってな。
その取り残しを頂くのじゃった。

朝じゃけんが、もう暑ぃ。
「脳が悪ぅなるけ」と、おばちゃんが、タオルを頭からかぶせてくるる。
その端を後ろ頭で結ぶ。
小さなおばさんのできあがり(笑)
茄子のヘタには刺があって痛い。胡瓜はいぼが針のようにとがってて痛い。南瓜は重い(笑)
ちゅうことで、子供はトマト担当。

トマトは大きく、畝の間に入ると風が途絶える。
渇いた土の匂い、青い葉の匂い、もぎ取るトマトの匂い。
そして、汗ぼたぼたの自分。
さて、三十分ももったじゃろうか。

食べきれんほどはとらん。
・・・つもりじゃけんど、ついつい夢中になるんな。

重くなった竹篭を引きずるようにして帰ると、外の水道でトマトを洗った。
水は煮えて熱く、すぐに冷えた。
縁側に祖母が塩を持ってきてくれる。
まだ日陰の縁側で、トマトを食べた。

子供の頃は、野菜は冷やさんかった。
特に祖母は、お腹を壊すからと冷たいものを食べるのを嫌った。
「そんなもん食べようと、セキリになる」とよく言っていた。
セキリがどんな病気か、知らんかったけど。

トマトは美味しかった。
実が詰まって、酸味と旨みと青い匂いと。
まだ小さな兄弟たちと、一緒に食べた。

夏の、味がした。
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昔、うちが子供の頃に住んでおったところは、畑と田んぼが多くてな。
ご近所のおばちゃんが、「もいでいきんさい」と、声をかけてくれることがよくあった。

夏休みの朝、竹篭をもっておばちゃんの畑に行く。
トマトに茄子に胡瓜に南瓜^^
商売ものにする野菜は、もう収穫しておってな。
その取り残しを頂くのじゃった。

朝じゃけんが、もう暑ぃ。
「脳が悪ぅなるけ」と、おばちゃんが、タオルを頭からかぶせてくるる。
その端を後ろ頭で結ぶ。
小さなおばさんのできあがり(笑)
茄子のヘタには刺があって痛い。胡瓜はいぼが針のようにとがってて痛い。南瓜は重い(笑)
ちゅうことで、子供はトマト担当。

トマトは大きく、畝の間に入ると風が途絶える。
渇いた土の匂い、青い葉の匂い、もぎ取るトマトの匂い。
そして、汗ぼたぼたの自分。
さて、三十分ももったじゃろうか。

食べきれんほどはとらん。
・・・つもりじゃけんど、ついつい夢中になるんな。

重くなった竹篭を引きずるようにして帰ると、外の水道でトマトを洗った。
水は煮えて熱く、すぐに冷えた。
縁側に祖母が塩を持ってきてくれる。
まだ日陰の縁側で、トマトを食べた。

子供の頃は、野菜は冷やさんかった。
特に祖母は、お腹を壊すからと冷たいものを食べるのを嫌った。
「そんなもん食べようと、セキリになる」とよく言っていた。
セキリがどんな病気か、知らんかったけど。

トマトは美味しかった。
実が詰まって、酸味と旨みと青い匂いと。
まだ小さな兄弟たちと、一緒に食べた。

夏の、味がした。
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【2008/08/03 19:14】 | 雑感
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